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2018

空海「三教指帰(さんごうしいき、さんごうしき)」
 空海 加藤純隆・加藤精一訳 角川文庫778円税込
空海が儒教と道教と仏教を比較し、仏教の素晴らしさを説いた日本漢文史上の傑作、日本最古の戯曲。空海、24歳の時の作とは思えないほど、教養豊かで説得力のある作品。

2016

この国のかたち 全6巻 文藝春秋
司馬遼太郎 日本とは何か、日本人の思想の根源はなにかをさぐるエッセイ。
日本人の思想はもとより、日本人のルーツ、いわば、日本人のDNAを紐解き、自分自身の行動原理を再認識するお薦めの書。以下、おもしろい話題を抜粋。
この国のかたち 1 
 ・大和政権の誕生と明治維新に共通するものーー「外圧」
 ・「鎌倉幕府」 開拓農民の政権(一所懸命)
この国のかたち 2 
・「紋」 「日本のおもしろさは、家紋のない家はないということ。中国・韓国には家紋は存在せず、世界で家紋をもつ文化圏はヨーロッパの貴族社会と日本以外にない。」
・「汚職」 「明治国家は、十分に成功した国家といえる。その因のひとつとして、汚職がほとんどなかったことを挙げていい。」
・「解脱と救済」 「本来の仏教は解脱が目的であって、救済の思想はなかった。救済の宗教であるキリスト教では、いきなり神がわれわれを救ってくださる。・・・大乗仏教が出るにおよんで、救済が入ったのである。」
この国のかたち 3 
・「文明の配電盤、東京大学」
 「国力を傾けて(神田一ッ橋に作られた)この巨大な配電盤は、地元の神田の私学に、いわば漏電するようにして、“新文明”をこぼした。その中でも高貴なのが、東京物理学校(後の東京理科大学)である。」
この国のかたち 4 
 ・日本の文化の源流は「室町文化」(政治はだめ、しかし文化が花開く。)
   能、茶道、日本庭園、書院造り、日本料理、行儀作法    (小笠原流武家礼式)、・・・
 ・韓国は儒教を国教として、日本は学問として導入。その結果、日本は近代化ができた。
この国のかたち 5 
 ・「神道」
 ・鉄: 「すきやくわにつかわれることによって、社会の容量を大きくした。」
この国のかたち 6 
 ・日本の海軍:欧州の海軍は帝国主義の護衛組織、日本は自国の領土を守る組織からはじまった。やがて、日露戦争後、軍縮を受け入れることができず、身の程知らずに膨張を続けてしまう。
 ・言語についての感想(五)
成熟度の高い文章(文体)とは、「社会的に共有される」文章(文体)をさす。 そういう文章は、多目的工作機械のように、様々な主題の表現のための多用性を持っている。 幕府瓦解後、文章は社会的に成熟せず、書き手たちの手作りだった。 しかし、夏目漱石の文章は、その当時では稀有なほどに多用性に富み、人間に関する全ての事象をその文章で表現することができた。 漱石の文章は共有化され、やがて漱石自身とは関わりなく共有されていった。

2015

天皇と東大 全4巻 文春文庫
立花 隆 文藝春秋
東大関係者、いや戦後の日本人必読の書。
東大創設に関わった関わった勝海舟、官僚養成機関としての東大、軍国主義とともに発展した工学部、終戦工作、敗戦からの再生の契機をあたえた南原総長演説など、読みどころ多数。

第1巻 大日本帝国の誕生
 立花 隆 文藝春秋 714円+税
東京大学がいかに生まれたか、日本帝国主義や官僚主義とどのようにかかわってきたかを解き明かす。

第2巻 激突する右翼と左翼
 立花 隆 文藝春秋 714円+税
大正デモクラシーから右翼化へ歴史の転回点での東大。

第3巻 特攻と玉砕
 立花 隆 文藝春秋 714円+税
ファシズム台頭に東大がどのようにかかわったか。

第4巻 大日本帝国の死と再生
立花 隆 文藝春秋 762円+税
終戦工作、戦後の経済政策など、終戦、戦後日本の復活に多大な貢献をした先人たちのドラマ。
なぜ日本人は、あのバカげたとしかいいようがない戦争を行ったのか。国家のすべてを賭けてあの戦争を行い、国家のすべてを失うほどの大敗北を喫することになったのか。立花隆自身が問い、その疑問に答えるために執筆したこのシリーズの完結編。
南原繁(終戦時の東大法学部長、戦後最初の東大総長)
戦後初の紀元節式典(1946.2.14)にて
「もしわれわれにしてなお茫然自失、虚脱の状態にとどまるならば、われわれを待つものは奴隷の不幸と、ついに民族の滅亡である。これに反して、もし諸君にして覚醒し、希望と自信をもって立ち向かうならば、諸君の世代において世界の前に恥じなき国民が起こり来たるのを目撃するであろう。」
「天皇の人間宣言」=「日本の宗教革命」

木下杢太郎(詩人) 引用 立花隆 「東京帝国大学が敗れた日」
「君たちは知識と知恵を区別しなくてはならない。知識は、人間が知的活動を続ければ続けるほど無限に増えていく。でもいくら知識を積み重ねても、それでは知識の化け物になるだけだ。それではいかん。人間のためになるようにするには、知恵が必要だ。では知恵を学ぶにはどうすればいいか。古典に親しむことだ。古典には人類の知恵が詰まっている。」

2014

ブラウン運動(物理学One Point 27)
 米沢富美子 1620円
1827年、ブラウンは花粉の動きからブラウン運動を発見。80年後、アインシュタインがブラウン運動を理論的に説明し、原子・分子の存在を実証。それから遅れること3年、ペランが実験でブラウン運動を証明した。ブラウン運動の歴史的意義は勿論、独自の理論的考証、追試、計算機実験などでブラウン運動を振り返った名著。

現代語訳 論語と算盤
 渋沢栄一 守谷淳 ちくま書房 864円
日本資本主義の父といわれる渋沢栄一が、一見、関係ないとおもわれている論語(儒教)と算盤(実業)が、実は密接に関係しており、儒教的な考え方をもって実業をめざすことの大切さを訴える。

東大理系教授が考える 道徳のメカニズム
 鄭 雄一 KKベストセラーズ刊 840円

2013

0歳児がことばを獲得するとき 行動学からのアプローチ
 正高信男 中央公論新社刊 660円
くちびるは赤ちゃんの心の窓、おうむ返しの意義、はじめての声がわり、母親語をはなしていますか?

私訳 歎異抄(AGC 伊藤氏の推薦)
 五木寛之 東京書籍 1200円
「他力本願」「他力というは如来の本願力なり」
「他力」:衆生の側から仏の力について表現しているのではなく、一方的に衆生を救済するという阿弥陀如来の利他力を仏の側から表現した言葉

2012以前

新版 遠野物語
 柳田国男 角川ソフィア文庫 500円
 国内の山村にして遠野よりさらに物深き所には、また無数の山神山人の伝記あるべし。願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ。

現代語訳 般若心経
 玄侑宗久 ちくま新書 700円

中谷宇吉郎随筆集
 樋口敬二編 岩波文庫 740円

科学の目 科学のこころ
 長谷川真理子 岩波新書 740円

生物から見た世界
 ユクスキュル クリサート著 日高敏高、羽田節子訳 岩波新書 740円

気候変動とエネルギー問題 - CO2温暖化論争を超えて
 深井 有 中公新書 882円

骨博士が教える「老いない体」のつくり方
 鄭雄一 WAC BUNKO 930円

壊れる日本人
  ーケータイ・ネット依存症への告別ー

 柳田邦男 新潮文庫483円

あいまいな日本の私
 大江健三郎 岩波新書

量子力学と私
 朝永振一郎 岩波文庫860円

物理学はいかに創られたか(上・下)
 アインシュタイン、インフェルト著 石原純訳 岩波新書

科学者のみた日本・経済の夢
 北澤宏一 丸善1,500円

東洋的な見方
 鈴木大拙、岩波文庫

遙かなるケンブリッジ
 藤原正彦、新潮文庫

若き数学者のアメリカ
 藤原正彦、新潮文庫

感動する脳
 茂木健一郎著、PHP研究所、
 2007.4.2初版、1,400円

『散るぞ悲しき』硫黄島総指揮官」
・栗林 忠道 著者 梯 久美子   新潮社

国家の品格
 藤原正彦 新潮新書 680円

文明崩壊
ジャレド、ダイアモンド著、楡位浩一訳
草思社、
上下2巻各2000円

生命科学
 中村桂子、講談社文庫

武士道解題 李登輝 小学館 1700

武士道 新渡戸稲造著 須知徳平訳 講談社バイリンガルブックス 1300

武士道 新渡戸稲造著 矢内原忠雄訳 岩波文庫 400

学問のすすめ、福沢諭吉、岩波文庫 500

インターネットはからっぽの洞窟
クリフォード・ブーム著、倉骨彰訳、草思社、2200

寺田寅彦随筆集 (全5冊)岩波文庫: 各630

日本人とユダヤ人
イザヤ・ペンダサン著、角川文庫 483

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