可干渉性(コヒーレンス)

2011.3.29; 最終更新日:2014.9.18

光や音の干渉について考えてみましょう。


音波や波長の長い電磁波には干渉性があります。観測時間内での波の数が少ないからです。しかし、一般の光源からの光は多数の”光源”から光が出ていることと、周波数が大きいため、一般には干渉性がありません。これに対し、誘導放射によって得られるレーザーは高い干渉性を持っています。干渉性の及ぶ範囲をコヒーレンス長といい、長さ方向と横方向のコヒーレンス長があります。観測する物体の濃度ゆらぎ(屈折率ゆらぎ)よりコヒーレンス長がおおきくなると、スペックルが観測されます。