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第4回 「私が柴山研を選んだワケ」


平成19年4月に新たにメンバーとなった修士課程1年生の西田くんにも「私が柴山研を選んだワケ」というテーマで書いてもらいました。大学院進学を考えている方にはとくに参考にして頂きたいと思います。

西田理彦

 私がどういった経緯でソフトマターの物理に関心をもったか述べます。僕は、卒業研究では物性理論の研究室にいました。ですが、そもそも大学に入学した当初は生物に近いことがやりたいと考えていました。大学の物理の授業が面白かったこともあり、物理の勉強が中心になり生物の勉強は結局学部時代はあまりできませんでした。

しかし、大学院に進学することを決め、研究室を選ぶ際やはり生物に近いことをやりたいという思いが復活しました。そして、色々と悩んでいるとき、ソフトマター物理という分野があることを知りました。

ソフトマターは化学、生物、物理のどれにも広がりがあり、扱っている対象が広いという印象をうけ、これなら生物に近い研究もできるのではと思いました。また、非平衡物理の問題にも非常に関心をもっていたので、ソフトマターは非常に面白そうだなと感じました。なかでも、ゲルの物理が面白そうだと思い柴山研究室を志望しました。

柴山研究室にきて実験をはじめて1ヶ月ほどが経過しました。4年の時は、理論物理の研究室だったので、最初は生活リズムの違いなどがあり非常に大変でしたが、ようやく慣れてきました。とても忙しい毎日ですが、実験、勉強と非常に充実した毎日が送れています。

将来は、ソフトマター物理から、徐々に生命の起源などの生物の問題についても考えていければよいなと思っています。